加賀藩前田利家公菩提寺 九万坊大権現 高徳山 桃雲寺

加賀藩祖前田利家ゆかりの寺

歴史

桃雲寺・加賀藩祖前田利家の菩提寺

慶長五年(一六〇〇)、二代目藩主前田利長が、父利家の遺言により野田山に御陵を築き、先祖の菩提を弔うため、当寺を建立した。開山は利家の引導師・宝円寺二世象山徐芸和尚を請して住持とした。そのため野田の宝円寺と呼ばれたがその後、利家の戒名(高徳院殿桃雲浄見大居士)に因み高徳山桃雲寺と称した。

元和二年(一六一六)伽藍を消失するが、利家夫人まつ(芳春院)により再建された。三代藩主利常より寺領五十八石を寄進され歴代藩主より手厚い保護を受け、規模宏大なりしも明治六年(一八七三)再び消失。その後再建し現代に至るも規模の小さな者となっている。

創建年
慶⻑5年(1600年)
御開⼭
象⼭徐芸⼤和尚
御本尊
釈迦牟尼仏
絹本著色、前田利家画像

開山 象山徐芸和尚

和尚は越前の三田村氏の出身で朝倉義景公に仕えた武士で朝倉家滅亡の後出家して府中宝円寺大透圭徐和尚の法を嗣ぎ加賀宝円寺二世となり藩主前田利家公の引導師を勤め桃雲寺開山となる。

幕府は諸法度を制定するが、当時の宗教界には「黒衣の宰相」と称された金地院崇伝、天台宗の天海僧正等が幕府の枢機に参画していた頃で象山和尚も曹洞宗の代表として家康公に招かれこれに関与した。

二世 泰山雲尭和尚

和尚は朝倉義景公の第三子で朝倉家滅亡の折、乳母に抱えられ落隠し後に出家させられ、象山和尚の弟子となる。利家公夫人まつには寺参りの次いで「坊や坊や」と頭を撫でられ我が子の様に可愛がられた。象山和尚の後を継いで当時二世となる。芳春院(まつ)逝去の折、当寺に於いて葬儀を行ない引導師を勤める。

幕府は諸法度を下すが後に永平寺のみを曹洞宗の本山とし總持寺をその統制下におこうとするが、泰山和尚は伏見城にて家康公と接見し總持寺の歴史的経緯を述べ、總持寺、永平寺は曹洞宗の両大本山とし改めて認められた。

みどころ

桃雲寺・加賀藩祖前田利家の菩提寺

慶長五年(一六〇〇)、二代藩主前田利長が、父利家の遺言により野田山に御廟築き、先祖の菩提を弔うため、当寺を建立した。開山は利家の引導師・宝円寺二世、象山徐芸和尚を請して住持とした。そのため野田の宝円寺と呼ばれたがその後、利家の戒名(高徳院殿桃雲浄見大居士)に因み高徳山桃雲寺と称した。

元和二年、(一六一六)伽藍を消失するが、利家夫人まつ(芳春院)により再建された。三代目藩主利常より寺領五十八石を寄進され歴代藩主より手厚い保護を受け、規模宏大なりしも明治六年(一八七三)再び消失。その後暇再建し現在に至るも規模の小さなものとなっている。

加賀藩祖前田利家の菩提寺

絹本著色、前田利家・同夫人画像

(金沢市指定文化財)

前田利家

加賀藩初代藩主。天文六年(一五三七)尾張荒子村に生まれる。
織田信長に仕え「かぶき者」「槍の又左」と一目置かれ、後に秀吉の下で五大老の一人として豊臣政権の重責を担った。
慶長四年(一五九九)大阪で没す。
宝円寺にて、二世象山和尚(当寺開山)により葬儀を行い、野田山に葬られる。
享年六十三才。法号「高徳院殿桃雲浄見大居士」。

絹本著色、前田利家画像

まつ(芳春院)

前田利家の正室。天文十六年(一五四七)尾張海束郡に生まれる。二男九女を儲け、利家没後、出家して芳春院と号した。
前田家安泰のため人質として十五年間江戸へ下る。
後に金沢に戻り元和三年(一六一七)金沢城で没す。当寺にて、二世泰山和尚により葬儀を行い、野田山に葬られる。
享年七十一歳。法号「芳春院殿華顔宗富大姉」

絹本著色、前田利家夫人画像

利家遥拝墓

高さ3メートル強の五輪塔。
正面には「高徳院殿贈従一位亜相桃雲見公大居士」と利家の戒名が刻まれている。
夫人芳春院が山頂まで登るのが困難なため当寺から山頂の墓所を拝むための遥拝墓と伝えられている。
又、遺骨あるいは遺髪を納めた利家の墓との説もある。

利家遥拝墓
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九万坊尊について

九万坊⼤権現

九万坊大権現、八万坊大権現、照若坊大権現の三聖大権現は嘗て金沢城内に鎮座し祀られていたが、ある時城を巡回していた藩主が、九万坊の祠の前で「会釈をして通って下さい」と家老に言われたので、藩主は「加賀の太守は私である。私以外の者は出て行ってほしい」と言ったところ、その夜、加賀の国境を寂しそうに越えていく三人の僧の夢を見た。それが九万坊であると知るや、あわてて連れ戻しに家老を差し向けたという。三代藩主利常公の時、黒壁山へ御遷座されるが、明治三十五年、同山は遠く寂しき山道にて時には参拝人を脅かす悪徒の出没もあり、ご移転を計画した折、信者の嶋田直勝の枕元に出現し「速やかに移転せん。場所は野田山の桃雲寺なり。」と示された。信者世話人相諮り当寺に御遷座されるも当寺は前田家歴代の菩提寺なるに因縁浅からぬご縁である。三聖大権現の威神力多大にして、商売繁盛・身体健勝・種々心願の達成等、招福・開運び御加護を仰がんとする多数の信者の帰依する所である。

九万坊尊について 加賀藩祖前田利家の菩提寺

御祈祷案内

このページでは桃雲寺で行われるご祈祷について御案内いたします。

加賀藩祖前田利家の菩提寺
  • 桃雲寺に到着しましたら、本堂右手の建物(庫裏)のインターホンを押していただきますようお願いいたします。住職が参りますので、九万坊本殿へとお進みいただきます。
  • 受付にて、住所、氏名等記入していただきまして、祈祷料(当寺はお志となっております。金額に対してお供物を差し上げます)をお納めいただきます。
    尚、厄除けのお札、交通安全のお守りを用意してありますので、ご希望の方はお気軽にお申し付けください。
  • 準備整い次第、拝殿へお進み頂きます。
    その際にはお香をお配りいたしますので、配られたお香を手に揉んでいただいてからお上がりください。
  • 御祈祷開始の際、住職の後に続いて4度柏手を打って頂きます。
    祈祷中に大般若経を用いて肩を軽く当てますので、その際は住職の指示に従って頂きます。※自動車祈祷を行う際は、祈祷中本殿から車のほうへ進み、大般若経を転読いたします。

祈祷終了の際、再び4度柏手を打って頂き、終了となります。

※尚、駐車場は本堂手前、本堂裏の二箇所ございます。お気をつけてお越しください。

毎月1日、17日に限らず全ての日時で行いますが、住職が不在の場合がございますので、お電話でご予約していただくことをお勧めいたします。御祈祷可能時間は6時半~17時半迄となります。宗派問わず、どなたでも受けられます。

願目(お願い事)一覧

  • 家内安全
  • 身体健全
  • 商売繁盛
  • 厄災消除
  • 心願成就
  • 当病平癒
  • 交通安全
  • 事故防止
  • 諸災消除
  • 諸縁吉祥
  • 社内安全
  • 社運隆昌
  • 営業繁盛
  • 事業繁盛
  • 工場安全
  • 工事安全
  • 開運満足
  • 大願成就
  • 成長安全
  • 学業成就
  • 受験合格
  • 必勝祈願
  • 就職成就
  • 良縁満足
  • 安産満足
  • 道中安全
  • 山門繁栄
  • 火盗消滅
  • 祝七五三
  • その他諸々

祈祷の意義とは、法力を身につけた僧侶に祈願を依頼し、より強いご利益を頂くことであります。私たちは毎日生活していく中で様々な願い事を祈って、神様のご利益を授かり、日々の心の支えとします。そしてこれまでの成長や無事を感謝し、これから先の加護を願って、人生を一歩一歩踏みしめ、そのたび思いを新たにするのです。毎日ご祈祷を行っておりますので、いつでもお気軽にお越しください。

特別⾏事

  • 新年初詣り(1⽉元旦〜3⽇)
  • 節分祭
  • 九万坊春季、秋季⼤祭

この4つの⾏事は九万坊内にて⾏います。宗派問わず、どなたでもお参りいただけます。尚、服装は決まってはおりませんので、普段通りの服装でお気軽にお越しください。

節分祭、九万坊春季、秋季⼤祭の時間帯については、SNS等でその都度お知らせいたします。また、新年初詣りは終⽇⾏いますので、ご都合の良い時間にお越しください。

加賀藩祖前田利家の菩提寺

覚尊院について

桃雲寺より約200メートル程離れた場所にございます。この御堂は桃雲寺創設期に⼤仏堂として建てられました。そして、歴代藩主の墓参の折、参詣、信奉されてきました。その後、明治に宗教法⼈として覚尊院と称し、現在に⾄ります。

覚尊院では⼤仏堂のみならず納⾻、永代供養も承っております。お気軽にお問い合わせください。

創建年
明治43年(1910)
ご開⼭
孝⼭瑞道⼤和尚
ご本尊
釈迦牟尼仏
覚尊院について
  • 敷地内風景
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年中行事

毎月1日・17日は九万坊尊の御縁日、例祭です。ご参詣ください。

年中行事
1月元旦~3日 新年初詣り 正⽉元旦から三が⽇にかけて、新しい年のはじめにその⼀年間を穏やかに過ごせるように、また⼈々が豊かな暮らしができるようにと祈願いたします。
2月3日 節分祭 節分とは「⽴春」「⽴夏」「⽴秋」「⽴冬」と4つある季節の変わり⽬のうち、「⽴春」の前⽇にあたる⽇のことであり、災厄をはらい、⼀年の幸福を祈ります。
3月17日 涅槃忌(だんごまき) 陰暦2⽉15⽇のお釈迦様⼊滅にちなみ、お釈迦様の最後の様⼦を描いた「涅槃図」をかけて、そのご遺徳をしのぶ法要です。その際、「涅槃団⼦」と呼ばれる⾊鮮やかな団⼦をお供えいたします。法要終了後は涅槃団⼦を本堂内でばら撒き、それらを拾い、お持ち帰りいただけます。涅槃団⼦を⾷べるとその年は無病息災で過ごせると⾔われており、お守りとして持ち歩くと災難除けになるといわれています。
5月17日 九万坊尊春季大祭
7月13日~16日 お盆 墓参り 「キリコ」と呼ばれる灯籠を墓⽯の前に吊るし、ご先祖さまをお迎えし、⽣前のご恩に感謝する⾏事です。
8月17日 地蔵祭 お釈迦様が亡くなられて(涅槃)、次の仏陀として弥勒菩薩様がこの世に降りてこられるまでの間(56億7千万年後)、六道(天上・⼈間・修羅・畜⽣・餓⻤・地獄)すべてを救う任を命ぜられたのがお地蔵様であります。境内のお地蔵様に感謝の⼼を込めて供物をお供えし、お参りいたします。
10月17日 九万坊尊秋季大祭

境内墓地のご案内

桃雲寺境内墓地は、⾦沢外環状道路(⼭側環状)や野⽥専光寺線に近い位置にございます。
周りは⽇当たりの良い閑静な住宅街に囲まれ、緑豊かで静かな環境です。
段差などの障害が少ない他、駐⾞場もございますのでどなたでも安⼼してご利⽤いただけます。

境内墓地のご案内

現在、空き墓地がございます。
宗旨宗派問わず、どなたでも受け付けます。
下⾒等も可能ですので詳しくは寺院までお気軽にお問い合わせください。

あらゆる取り組み

坐禅体験

禅⽂化の代表的なものである坐禅。坐禅とは、正しい姿勢で坐り、⾝体を安定させ、⼼を集中させることによって⾃分⾃⾝と向き合うというものです。

ただ、「坐禅に興味はあるけれど、具体的なやり⽅がわからない」「家で⼀⼈で坐禅を組むと⻑続きしない」「坐禅を組む機会がほしい」と思っている⽅も沢⼭おられます。そのため、坐禅に興味のある全ての⽅々へ、坐禅体験をお受けしております。⼀⼈参加は勿論、修学旅⾏や企業研修、社員旅⾏の研修の⼀環などでもご予約いただけます。

服装

特に指定はございませんが、伸縮性のある素材の⾐服をおすすめします。⾜を組むため、下半⾝の締め付けの強いGパンや加圧スパッツ等は不適です。坐禅中は靴下を脱いだ状態で⾏います。

持ち物

特に必要ございません。坐禅は座布団を使⽤しますが、⾜を怪我されている⽅、⾜を組むことが難しい⽅には椅⼦に坐った状態で⾏います。

坐禅中

リラックスした状態で坐っていただくため、警策(修⾏者の肩ないし背中を打つための棒)は使⽤致しません。

流れ

坐禅指導〜坐禅(2、30分が基本となります。坐禅と坐禅の間にゆっくりと歩く経⾏を挟むことも可能です。)〜解説〜茶話会

レンタルスペース

桃雲寺本堂内は、あらゆる活動を⾏う場所として有効に活⽤できるスペースがございます。

例えば、

  • 仏前結婚式を⾏いたい
  • ヨガ、ピラティスを教える場を設けたい
  • 宴会、懇親会の会場を探している
  • フリーマーケットをやりたい
  • ⽣花、茶道等の教室を⾏いたい

など、様々な場⾯で場所を提供いたします。お気軽にお問い合わせください。

※尚、当寺では通りに⾯してはいるものの、近隣には住宅等ございますので、ライブを含めた⾳楽活動といった内容はお断りします。

近状・お知らせ

SNS

最新情報、お知らせ、時節のご挨拶などは以下にて行っております。ぜひいらしてください。

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地図・交通

交通

お車でお越しの場合

金沢駅からタクシーで約30分

駐⾞場は本堂⼿前、本堂裏の⼆箇所ございます。

公共交通機関でお越しの場合

野田バス停から徒歩1分

  • 香林坊 広小路経由
  • 21:つつじヶ丘住宅 行
  • 22:北陸学院大学 行
  • 25:内川小学校前 小原 行
金沢駅東口バスのりば 10番のりば
武蔵ヶ辻・近江町市場バスのりば 1番 三井銀行前のりば
香林坊バスのりば 4番 アトリオ前
片町・片町中央通りバスのりば 片町(金劇パシオン前)

住所

〒921-8104 石川県金沢市野田町チ386番地